先日からお届けしている9月から渡英されたOさん一家の奮闘期。
ビザ申請から渡航し、家を探すまでの道のりまでをレポートしてきましたが、今日は実際の経験を通じたイギリスの学校事情について掘り下げてお聞きしました。
まず、住所が決まらないと話は始まりません。
これは日本でもそうですよね。
我が家では、実際に見て決めたかったので渡英後の家探しとなったので、申請が遅くなりましたが、住所さえ決まっていれば日本からも学校への入学申請はできます。
小学校には、5歳から11歳または13歳までの子どもが通うので、日本では年長だった次男・2年生だった長男はもちろんのこと、一番下の3歳の子も、プレスクールに入れたいと思っていました。
面白いことに、公立の学校でも、定員が決まっていて「キャッチメントエリア」と言われる、日本で言う学区内に住んでいたとしても、必ず近い学校に入れるとは限らないのはびっくりしました。
各学校学年ごとに定員が決まっていて、満員であれば受け入れてもらえないんです。
しかも、オフィシャルに各学校の評価が公開されているため、「GOOD」と評価されている学校ほど人気があり、空き待ちをしているケースも珍しくありません。
希望校3校を選んでカウンシルに申請するのですが、学校決定までに平均10日から2週間はかかります。
そうですね、学校によっては公立であっても宗教色が強い場合もあって、信仰が優先されることもあるんです。
日本であれば、全国どこであっても、ある程度画一的な雰囲気で統一されていますが、学校を見学してみると、それぞれの学校でまったくカラーは違う印象がありましたね。
しかも、私たちがしながら、9月は新学期。
この時期に合わせて大体の人の移動が済んだ後ということもあり、どこも定員いっぱいでした。
雰囲気も何も、行かせる学校がなければ大変だ!と、これまで自宅から近い場所から5カ所ほどあたってみたところ、
1カ所目は1year(次男が該当する1年生クラス)のみ空席
2カ所目は3year(長男が該当する3年生クラス)のみの空席
3カ所目はFoundation Stage(三男が該当する未就学児クラス)のみの空席、
とバラバラで(苦笑)できるだけ早く学校に通わせてあげたいところですが、近場で送迎3カ所がんばるか、遠くても3人まとめては入れるところにするか。
最初本当に迷いました。
学校や学年に空きがない場合は、一旦は家から離れた、空きのある学校に決まるようなんですが、希望の学校に入れるまでwaiting listに乗せてもらって空きが出るのを待つというシステムになります。
waitingの人数は学年によって差があるため、兄弟であっても別の学校に通わせているという家庭も珍しくないんです。
このあたりは、日本でいう保育園申請に似ているような気もします。
そう考えると、私達のように学期途中の転入はタイミングと運によるといっても過言ではないですよね。
―ありがとうございます。
イギリスの学校事情が分かったところで、次回またOさんがどうされたのか!迫ってみたいと思います。
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