今回インタビューさせていただくのは、ご主人のお仕事の関係で今年4月からアメリカのカンザスへ渡ったTさんご家族。
日本とは全く違う環境で、周りに知り合いも一切いないという中、新しい1歩をどう歩み始めたのか、渡米当時、保育園を卒園したばかりだったタマキちゃん(7歳)と、妹のエマちゃん(3歳)姉妹がどんな風に変化していくのか、色々とお話をお伺いしていきます。
7歳と3歳の女の子のママです。
緑豊かな東京郊外の街に住んでいましたが、4月から夫の転勤で家族でカンザスに引っ越してきました。
夫は約3年日本⇔アメリカの出張続きのなか、外語大の夜間やスカイプで英会話を勉強。私自身は、転勤が決定してからの英会話通いで、数ヶ月しかできませんでした。
ただ、私のおばや妹が国際結婚をしている影響もあり、海外、アメリカ旅行は独身のころからの趣味でしたので、英語は比較的身近な環境にあったと思います。子供たちは、ほぼ英会話の経験はありませんでした。
日本では共働きでしたので、夫の転勤の準備だけでなく、私自身の仕事の整理や、引っ越し準備、手続きでとにかくバタバタしていましたね(笑)。
我が家では、先に夫の方が渡米し、住む場所や子供の学校など、必要なことを決めてくれていました。
基本的には現地校の条件を最優先に探しました。
その分、残りの日本での手続きなどは私が担当したのですが、保育園を卒業したばかりの長女の現地補習校の教科書を取りに行った時、「ああ、いよいよなんだな…」と急に実感が沸いたのを覚えていす。
子供たちへの心構えとしては、特別なことをやるというよりも、私ができる範囲内でボキャブラリーを増やすように心がけていましたね。
私の中で一番痛手だったのは一緒にヘルプで来るはずだった私の母が体調不良で渡米が延期になってしまったことでした。
やはり4人での新生活スタートをスムーズに進めるため、母がいる前提で入念に計画してきていたので。
イメージしていた構図が崩れてしまったことはかなりショックではありましたが、このときは夫が仕事を休んでくれていて何とかやりくりしました。
家も決まっていましたし、ある程度の生活の見通しはできていたものの、こちらに来てからも色々と手続きもありましたし、当然のことながら、生活するとなると戸惑うことが多く、食材、生活用品を1から選ぶにしても迷ったりと落ち着くまでは少し時間がかかりましたね。
ただ、そんな中でも、近所にはお子さんが3人4人居る方が多く、わが子たちも遊んでもらったりして、むしろ子供たちの方が先になじんでくれたのには救われました。
実は、日本にいるとき、「英語で、エマ(次女)は呼びやすいけれど、タマキ(長女)って呼びにくいからニックネームつけたら?タミーはどう?」と、帰国子女の友達にアドバイスをもらったんです。
実際遊んでいる途中、まだボキャブラリーも全然ないはずなのに、きちんとフレーズで「Call me tammy!」と言っていたのにはびっくり。
子供の順応性と度胸はすごいなと改めて感じた瞬間でもありました。
実際学校が始まったのは20日ほど後でしたが、補習校にはすぐに行き始めました。
長女は現地校に行くため、土曜日だけの学校です。
アメリカに来て初めての土曜日、ランドセルを背負って向かった長女と、「アメリカのほいくえん!」と3時間ほどを過ごした次女。
この時に少しだけほっとしました。
同時に、実は私も、この補修校の時間のときだけがお一人様時間。
特に最初の頃は気も張っていたので、とてもありがたい時間でした。
色々と情報収集してみると、このエリアは駐在の方よりも、ほぼ国際結婚の方が多いことなど、段々と実態がわかってきたりしましたね。
一応しましたが、現地校は入学前日に校舎を案内してもらったくらいです。
ただ、学区の評判を聞いていたので、安心してはいましたね。
この時もやはり、tamakiという名前を何度か確認されたので、「難しかったらtammyでいいよ」と言うと、「いやいや、tamakiって素敵だから必要ない」と。
「なるほど、じゃあ何度も根気強く繰り返してちゃんと名前、覚えてもらいな!」と、言った後…娘が 「あの人、タヌキって言ってきたよ!」なんていう会話も(笑)
学校の事務の方曰く、不安があったら ぬいぐるみ、お気に入りのブランケット、何でも持参してね!とのこと、このあたり、さすが、アメリカ!と少し安心しつつ。
いよいよ数日後、学校も始まりました。
―ご家族で、手探りでも段々とアメリカの生活を受け入れていく様子が伝わってきますね。
いよいよ学校も始まるということ、ここからの進化もまた楽しみです!
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