小学校までは何となく親の言うことを聞いていたというお子さんも、中学生になり、いよいよ多感な時期に突入すると、一気にコミュニケーションのとり方が難しくなるもの。
親としてはぜひやらせたい、と思う勉強も、本人の意思を無視しては不可能ですよね。
実際中学生のTalkingTimeのモニター志願していただいたお母さんたちに色々とお話を聞いてみました。
―まずはじめに簡単な自己紹介をお願いします。
<Sさん>
中学校1年生男の子の母です。今年4月から中高一貫の私立中学(男子校)へ通っています。
部活は特に入っていません。
<Kさん>
中学校2年生女の子の母です。
東京郊外の公立中学へ行っていて、女子ハンドボール部に所属しているのですが、毎日本当に遅くまで練習していますね。
―最初に、モニターをお申し込み頂いた経緯など教えてください。
<Sさん>
うちの子の場合、小学校の時は英語教室も通わず、高学年から中学受験のための勉強に費やしていました。
小学校は公立で授業数も少なかったですし、私が教えられる範囲のことでしたので、あまり不自由をしなかったんですが、中学生になり、英語が始まると苦手意識が芽生えてしまって。
何とかしたいな、と思ってはいるものの、現在の学校は通学にかなり時間がかかることもあり、自由な時間にできるオンライン英会話を探していたんです。
<Kさん>
うちの子も苦手なのは一緒ですね。
小さい頃、少しだけ近所の方に習っていた時代もあるのですが、小学校3年生からは何もやっていません。
中学校1年生のときは何とかついていっていたのですが、最近特に英語が苦手になってしまって。
授業で外国の先生が英会話を担当してくれる機会もあるんですが、そういう時は目が合わないようにずっとうつむいているくらい。
ちょっと可哀想になってしまったんですが、一人で英語の塾に行くのは部活もあるので時間的にも難しく、心理的ハードルも高いと考えていました。
そんなとき、オンライン英会話と言う存在を知って。自宅でもできることと、私が少しでも手伝えるなら、やれるかもしれないと申し込みました。
―お子さんの了承は受けていましたか?
<Sさん>
いえ、モニター応募時は私の独断です。
<Kさん>
私も同じくですね・・・(笑)
言っても絶対に嫌だと言われるのが分かっていたので、勝手に申し込みをしました。
―では実際お子さんにお話されてからの様子を教えてください。
<Sさん>
うちは、まだそこまでの反抗期でもなく、比較的提案したことは一度やってみるくらいの気持ちはあるんです。
ただ、「英会話」以上に「スカイプ」というあたりでちょっと怖い気持ちがあったようで、そこだけ少し抵抗していました。
小学生くらいだったら興味本位で「それなに?」となるところが、やはり自我が芽生えているので、「こんなに簡単なことだよ」と証明するのがとても大変でした。
私もあまり普段スカイプを使ったりはしていないのですが、遠方の学生時代の友人とスカイプで話をしてみたりして、「とにかくそんな怖がるようなものじゃないよ」というのを植えつけることから始めました。
<Kさん>
うちはもうすごい拒絶からはじまりました。
「英会話」と言うワードからすでに受け付けないので、機嫌のいい時を見計らって「せっかくモニターに当選したし、やってみない?」と誘ってみるものの、「お母さん本当しつこい、これ以上言ったら怒るよ」と…。正直、ほぼあきらめていたんです。
でも、本当にタイミングよく、救世主が現れました!
うちの子は、かなり体育会系のソフトボール部で、昔ほどではないにせよ、上下関係もかなりしっかりあるんです。
ある日試合の応援で他のお母さんと話をしていたら、主将の3年生の先輩が他社のものですが同じオンライン英会話をしていることが分かって。
その子はとても英語が得意だとうちの子も言っていたこともあり、モニター体験の日には、一緒に家でトライしてくれるというんです!
とてもありがたくて。中学生2年生には、私の言葉よりも、尊敬する先輩の気持ちの方が効果がありましたね・・・。
―お二人とも、「やる気にさせる」までに大変なご苦労をされていますね。やはり中学生ともなると、自分の意思もしっかりありますし、親のススメとはいえ、そうそう簡単に乗ってくれませんね…。
<Sさん>
そうですね。
実は、わが子の場合、何とかスカイプへの恐怖は乗り越え、モニターはしてみたんですが、諸事情から今回は見送ることにしました。
というのも、中学校1年生最初の頃だったこともあり、まず、本当の最初の挨拶からもう何を言っていいか全く分からないんです。
もちろん、教えてくれますし、先生も明るく盛り上げてくださっているのですが、本当に全く分からない状態のまま進めることに、本人が楽しさをなかなか見つけられなくて。
私がフォローしようとするんですが、そこはやはりプライドも出てきているようで、けむたがられるんですよね。
ただ、このオンライン英会話自体は塾に行くよりも全然いいと言っているので、もう少し授業が進んだころ、再トライしてみよう!と本人と話をしています。
私自身の反省としては、やはりもう少し前、理屈抜きで出来る年齢からやらせておけばよかったなあと実感しました。
<Kさん>
うちの子は、何とか続けていくことになったんです!
2年生なので、最初の会話の雰囲気は何となくつかめて。何より、先輩効果がすごかったんですよね(笑)。
初回3回目までは、部活が一緒の時につきあってくれたんです。
主将だけあって、何事にも責任感がある子ということもありますが、家が近所で本当にラッキーとしか言いようがありません。
それ以後は自分でやるようになったんですが、うちの子は、煙たがるより前に、分からなくなるのが嫌なようで、私に絶対にいてね?と言って、その時間は私と一緒に勉強をする、と言うスタンスになってきました。
中学に入ってから、毎日部活ですし、土日もどちらかはつぶれるような生活で、親子の時間も一気に減っていたため、私としてはとても嬉しくて。
まだ反抗期というほどの反抗期ではないからこそ実現できていることかとも思いますが、大事な親子時間として、無理のない程度の頻度で続けていこうと思っています。
―ありがとうございました。
帰宅する時間や部活、もちろん他の勉強に加え、思春期と言う難しい問題にもぶちあたる中学時代。
その子の置かれている状況にもよるかと思いますが、とにかく「時間に余裕がない」というお二人のお子さんの環境には、条件的にはTalkingTimeははまっているのかもしれません。
後はタイミングと進め方ですよね。これから実際の中学生の体験談などもアップしていきたいと思います。