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ハワイの特殊な英語事情 第10回 機械と会話して実力を知る?ハワイ暮らし

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電話でオペレーターにたどり着くまでがひと苦労

ALOHA! ホノルル在住の森出じゅんです。

前回、「今でも電話での会話が苦手」という話をしました。今回はその続編。実を言えば電話での英会話の最難関は、音声の認識システム相手の会話なのです。つまり機械相手の英会話…。これ、結構辛いです!

日本でもすでに、電話での自動応答システムは一般的ですよね。「営業時間のお問い合わせは1を、売場のご案内は2番を押してください。係員とお話しになりたい方は3番を押してください」などという、あれです。アメリカでも実に多くの会社がこのシステムを採用しており、私たち外国人にとって頭痛のタネなのです。

まず電話がつながった後の音声自動案内がやたらと長く、1~5くらいまでの選択肢を延々と説明。やっと番号を選ぶとまたその先に5つの選択肢、その後もまた選択肢と、オペレーターにたどり着くまで、信じられないほど時間がかかるのが常です(その間、耳をダンボ状態にして音声を聞き取らなければならないのはもとより、途中で切れてしまうことも)。

けれどこのようにピッポッパッとプッシュボタンで用事が済ませられる場合は、まだマシ。私が嘆きたくなるのは、機械の音声に向かって用件を簡潔に説明しなければならないことがあるからです。例えば以下のように。

音声「用件を簡潔にお話ください。たとえば『Questions regarding existing reservation既存の予約について質問がある』のように」

私(なるべく音声の英語の要領で)「Questions regarding reservation change.予約の変更について質問があります」

自動音声相手の英会話の極意とは?

…ここまで読んで、もう想像がつかれたことと思います。

そうなのです! 辛いのは、音声に向かって言っても言っても、こちらの要件が全く認識されないことがあるからなのです。しまいには、こんな風に音声に言われてしまうのですよ。「申し訳ありません。わかりませんでした。Sorry, I didn’t get that」そしてまたも音声に向かって用件を伝え、それでも通じなくて困り果て…。そうこうするうち、ようやく機械が「では係員に繋ぎます」と言ってくれ、心からホッとするという具合です。

…どうです? これって、外国人にはかなり酷なシステムだと思いませんか? ですが人件費を削るため機械に延々と応対させる企業が、アメリカでは過去数年、本当に増えてきているのです。困ったことに…。

ただし最近になってようやく、そういった音声相手の会話の極意? が少しわかってきました。ひと言でいえば、そのコツは、文章のイントネーションにあると言えそうです。恥ずかしからずに抑揚というか節をつけて話す。しかもハイトーンで話すと、認識してもらえる率が高いような気がします。もそもそ話しても機械相手には通じません。単語一つの発音よりも、文章全体のイントネーションこそが鍵だと、ようやく気がついた次第です(主人もまた、「機械にはゆっくりハッキリ、大きな声で話すこと」とアドバイスしてくれました)。

日々是れ決戦ならぬ、日々是れ学習。そんな言葉が今なおピッタリの、私のハワイ暮らしです。

 

【著者プロフィール】

森出じゅん

横浜出身。日本で業界紙記者→フリーライターとして活動した後、ハワイに引っ越し。ホノルルで現在の夫と出会い、結婚。今年21歳になった息子と19歳の娘を持つ母親でもある。現在、書籍のほか日本のフラ雑誌、ハワイ専門誌などに執筆中。英語&ハワイ語辞書を片手に、ハワイからニュースを発信している。

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